研究に参加する -研究の具体的要旨-

研究名

小児死亡事例に関する登録・検証システム確立に向けた実現可能性検証に関する研究

研究主体

本研究は、厚生労働省科学研究費補助金成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業「小児死亡事例に関する登録・検証システム確立に向けた実現可能性検証に関する研究」研究班が、日本小児科学会の子どもの死亡登録検証委員会の協力のもと行う、共同研究です。

目  的

多機関連携体制による前方視的なCDRの本格的実施に向けて、まずは後方視的な情報収集の基盤を提供し、もって地域の死亡事例検証体制の構築を支援し、またその活動を通じて収集した情報から、後方視的方法によるCDRの可能性と限界点につき検証することを目的としています。

対  象

本研究に興味を持ち、参加を希望する施設(地域)において、2014年〜2016年の間に死亡した18歳未満の例を調査対象とします。

方  法

入力フォームを提供するので、これに沿って対象症例の診療情報を入力して中央に送付頂きます。中央あるいは入力者が、入力情報から自動生成される中間生成物(個人を同定できない統計情報)をもとに検証を行います。

研究組織

中央研究組織を前橋赤十字病院小児科、厚生労働省科学研究費補助金成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業「小児死亡事例に関する登録・検証システム確立に向けた実現可能性検証に関する研究」研究班、日本小児科学会「子どもの死亡登録・検証委員会」とします。地域で複数施設での参加を計画している場合に、その取りまとめとなる施設を分担研究施設と位置付けています。

分担研究施設2017年5月現在

名古屋大学大学院医学系研究科小児科学講座 救急・集中治療医学講座
群馬大学附属病院小児科
国保旭中央病院小児科
北九州市立八幡病院
鹿児島大学病院小児科

共同研究施設2017年5月現在

四国こどもとおとなの医療センター
仙台市立病院
東京都立小児総合医療センター

研究協力施設2017年5月現在

未定

研究参加の際の位置づけ


1)診療録を確認して情報提供のみを行う場合
研究協力ではあるものの共同研究ではありませんので、各病院において個別の倫理審査を経る必要はないとされています。ただし、研究に協力参加をしている旨を、施設の管理責任者が把握している必要があります。

また同時に、研究に協力している件について施設のホームページ上に公開あるいはポスター掲示などで公開しなければならない(オプトアウト:インフォームド・コンセントを省略する代わりに、研究情報をホームページなどで通知・公開し研究対象者等が拒否できる機会を保障する)とされています。このための参考書類を用意しましたので、ご参照ください。

2)情報提供及び自身で検証結果を公表したい場合
情報提供に加えて自身の地域でも死亡検証を行いその結果を何らかの形で公表したいという場合、あるいは何らかの仮説(公衆衛生上の、あるいは疫学上の)をたてて検証したいという場合には、共同研究として個別の研究計画を立案して、倫理審査を経た研究承認を得る必要があります。 また同時に、共同研究施設の追加をするための手続きを、中央研究組織においても行う必要があります。
本邦のCDRの取組は緒に就いたばかりの取組ですので、共同研究者の方との相互理解が必要不可欠と考えており、十分な説明の機会を担保させていただきたいと考えています。共同研究参加希望の施設がございましたら、下記の連絡先までご連絡をいただきますようよろしくお願いいたします。
十分な打ち合わせを経てこの手順を開始させていただきたいと考えていますが、研究計画書のサンプルを用意しましたので、ご参照ください。

お問い合わせ先

溝口史剛
群馬県前橋赤十字病院 小児科
371-0811 群馬県前橋市朝倉町389−1 Tel:027-265-3333(代表)
jimu@child-death-review.jp

・研究について詳細を聞きたい場合
・研究に参加したい場合 ・共同研究を新たに開始したい場合
・(すでに類似の事業を開始しているなどで)共同研究の形を模索したい場合
メール等で上記連絡先までご一報ください。研究代表者・分担研究者のいずれかと、直接打ち合わせを行うようにします。

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